当社の特徴

Point1 成形工程を見据えた金型設計・製作提案

製品の開発コストは設計段階で70%以上決まると言われています。また、形状精度や品質安定についても、成形段階ではなく、設計段階でその大半が決定します。これらの理由より、親和工業では成形の受託加工以上に、開発設計者様への設計段階からのVA/VE提案を大切にしています。

製品を形成する部品が果たす機能はそのままに、お客様の製品の機能向上や市場の価格競争力の向上など、これまで開発設計者様と一緒になり成形工程を見据えてた金型設計・製作を提案してきたことでVA/VEを実現してきた豊富な経験が親和工業にはあります。

医療用プラスチックの新製品に関する開発コストダウンのご相談や、量産までのトータルコストの削減などでお困りの方はぜひ当社にお任せ下さい。

Point2 医療機器製造販売業 許可証、医療機器製造業 登録証およびISO13485取得

親和工業では、創業以来、品質を第一に様々なプラスチック成形品を製造してきました。そのような取り組みの中で、平成17年に入ると医療用プラスチック製品の製造のために、専門の特注のM/Cを配備しました。この頃になると、親和工業では医薬・薬品業界のお客様が中心となってきました。そこで医療機器製造販売業の許可を持つお客様からのプラスチック成形の委託を受けるために平成19年に医療機器製造販売業許可(平成29年に医療機器製造業登録証)を取得しました。
さらに医療機器等で要求されるマネイジメントシステムの証明として、ISO13485の認証を令和元年9月に取得しております。日本国内でISO13485を取得しているプラスチック成形メーカーは少ない中で、親和工業ではよりお取引様に安心してお付き合いいただく信用・信頼の証として、今回の取得にいたりました。
そして令和2年には第二種医療機器製造販売業許可を取得しました。そうして、これまで以上に医療業界向けのプラスチック成形が中心となり、衛生面でも滅菌工程にも対応できるようになりました。


Point3 クラス10,000以下のクリーンルームと最新鋭成形機


医療機器に使用されるプラスチック製品を常時、安心・安全な品質でお客様にご提供するために、社内にクラス10,000以下のクリーンルームを完備しています。親和工業のクリーンルームは高清浄度を実現するために3重のフィルター構造をとっています。この3重構造のフィルターによって取り込んだ高清浄度の空気によって、クリーンルーム内が陽圧になるよう設計されています。さらに室内に入室する際にはエアシャワー室を通るようになっており、人に付着した塵や埃がクリーンルーム内に入らないため、安定したクラス10,000の環境下を実現しています。これらの衛生環境を整えたクリーンルーム内に最新鋭の成形機を配置することで、医療・薬品業界のお客様の高い品質のご要望にも応えることができる生産体制を整えています。